諏訪中央病院 SUWA CENTORAL HOSPITAL

リハビリテーション科
(回復期リハビリテーション病棟について)

 

高齢化に伴い、回復が最も見込まれるリハビリテーション

急性期の疾病治療(急性期リハビリテーション含む)がほぼ終了し、残存した社会復帰上支障のある後遺症に対して、引き続き入院継続して基本的日常生活訓練を行いつつ、改善がゴールに近いと考えられるまでリハビリを行います。
さらに、その後不足する能力について、必要なサービスを可能な限り付加して(介護用品レンタル、家屋改修、退院後のデイサービス予約、ヘルパーの依頼など)、社会復帰していただくための病棟が、回復期リハビリ病棟です。
対象疾患が限られており、①脳卒中、②頚部から膝部までの骨・神経疾患、③手術または長期入院などにて著しく体力が低下した症例、の3つで、それぞれ入院期間に制限があり、①は5か月(脳機能に低下があれば6ヶ月)、②は3ヶ月(脊損は6ヶ月)、③は3ヶ月となります。また、発症から2ヶ月以内にリハビリ病棟に移ることも定められています。近年、病棟機能別にⅠ、Ⅱ、Ⅲと分類され、当院は最も厳しいⅠに登録されており、重症例の多いこと、改善が良好なこと、在宅復帰の比率が大きいなど、6ヶ月毎に審査を受けております。
現在まで13年間で2,200例の方がリハビリを行い、退院されました。このうち、200名が復職、車の運転を希望され、127名の方が達成されました。
今後も高齢化に伴い、回復が最も見込まれるリハビリテーションを行う病棟の必要が増すものと考えられます。


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