病院増築のため、それまであったハーブガーデンは消え、新しいガーデンが計画されました。病院の増築には、たくさんのお金がかかります。新しい庭のための予算はありませんでした。 グリーンボランティア(園芸ボランティア)を募り、庭作りが始まりました。工事現場のあとは踏み固められ、栄養分のない土が砂漠のように広がっています。畑の土をもらい、一輪車で運びました。肥料を買う余裕もないので、隣接のカラマツ林の腐葉土も運びました。持ち寄ったり、いただいたりした種や苗を植えました。
リハビリのための菜園以外、誰でも花やハーブを摘んでも良いことになっています。車椅子やベッドが通れるような舗装された小道もあります。 草は肥料となり、庭を豊かにします。立派に大きく育たなくてもいい。どの植物も、それぞれが気持ちよく、助け合いながら育つ庭が理想です。 ここを訪れる人の優しい手と心、八ヶ岳の凛とした自然に抱かれ支えられ、庭はゆっくりと成長して、今度は私たちを癒し、抱いてくれるのです。
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