諏訪中央病院 SUWA CENTORAL HOSPITAL

地域貢献・支援

熊本地震医療支援報告会がありました

2016.04.30

4月21日から25日まで、熊本県阿蘇市の
阿蘇医療センターでの医療支援を行ってきた
山中克郎医師と小澤廣記医師が現地での活動を終え、
26日に無事帰還しました。

1次隊の支援と現地の状況についての報告会が
28日、当院講堂で行われました。

山中医師は、
「派遣を迅速に決定、実行できたのは
諏訪中央病院全体のサポートのおかげ。
2次隊、3次隊、4次隊と支援が続くが、引き継ぎのために
必ず1日かぶせてリレーのようにサポートを続けることは、
東日本大震災の支援時の精神があり、素晴らしいこと」
と述べました。

また、今回の支援では、医療センターの職員の多くも
被災者でありながら働き、疲労困憊していたため、
「疲れ切っている職員をサポートする」という使命のもと
活動を行ったと報告しました。

kydr.jpg

小澤医師は、
「阿蘇大橋が崩落した影響で、熊本へのルートが遮断したことと、
周辺の病院も被災していたため、多くの患者さんが阿蘇医療センターに
集まってきていた。山中医師の報告にもあったように、医師、職員に休んでもらう、
『病院の支援』という支援方針に基づいて活動を続けた」と現地の状況を説明しながら、
急性期の対応は終わったものの、感染症、疲労、生活習慣病の悪化などの患者さんがあり、
栄養士やリハビリのチームも現地入りしていた。引き続き支援が必要」とも述べました。


hodr.jpg

諏訪中央病院からは、4月26日からの2次隊、5月1日からの3次隊
(いずれも医師2名、看護師1名)、5月6日からの4次隊(医師2名)
と支援活動を継続しています。
熊本地震からの復興が一日も早く進むよう、最大限、力を尽くしたいと思います。


地域貢献・支援一覧へ戻る