皮膚科

皮膚科とは…

皮膚科は皆様の日常生活に最も身近な診療科です。
皮膚に何かトラブルが生じたときは皮膚科にご相談ください。


主にどのような方を診ていますか?

  • 皮膚炎一般(アトピー性皮膚炎、乾燥肌、かぶれ、など)
  • 感染症(水疱瘡、ヘルペス、帯状疱疹、水虫、とびひ、蜂窩織炎、など)
  • 虫刺症、動物咬傷(虫刺症、蛇・犬・猫・人咬傷、疥癬、など)
  • 皮膚のできもの(にきび、イボ、タコ、良性/悪性腫瘍、など)
  • 水疱症、角化症(天疱瘡、類天疱瘡、乾癬、など)
  • 脱毛症(壮年性脱毛症、円形脱毛症、など)
  • 皮膚外科(外傷(けが)、熱傷(やけど)、凍傷、巻き爪、褥瘡、など)
  • 美容皮膚科(ほくろ切除、瘢痕(傷痕)除去、美白、など)

どのような特徴がありますか?

  • 当科では、必要に応じた強さのステロイド外用剤を使用して治療を行っていますが、
    ・いかにして副作用を生じないように使用するか
    ・いかにして症状を抑えながら減量していくか
    ・いかにして安定した良い状態を保つか
    の指導に力を入れ、将来当科から離れても患者さん自身でコントロールできるようになることを目指しています。

主な活動・取り組み

 自分自身が重症アトピー性皮膚炎でした。
 23歳~25歳のころは全身の皮膚の状態が酷く、ずっと自宅に引きこもっていました。いまだかつて、過去の自分よりも重症の患者さんを見たことがありません。

 あのような状態になってしまった最大の原因はステロイド外用剤について誤解と偏見で誤った情報を信じていた親の影響で、ステロイド外用剤での治療をしっかりと受けなかったことにあります。民間療法を渡り歩き、高額な治療を受け、まったく無駄な3年を過ごしました。自分と同じような被害者を出さないためにステロイド外用剤についての正確な知識をお教えしながら副作用を生じさせない外用方法での治療に取り組んでいます。

 また、当科の疾患はいずれも眼で見えるものが多いため、病気であっても外傷であっても、できるだけきれいに治すように心掛けています。


 長年の難治性慢性湿疹があるにも関わらず、特に理由もなく誤った情報でステロイド外用剤の使用を拒否していた患者さんがおられましたが、当科で詳しく説明を受けて、しっかりと治療したことで完治されて終診となりました。「今まで無駄に信じていたものは、いったい何だったんでしょうか?」と最後にお話しされていました。

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